ウマとゴッホとフクシマで

CSBは1996年に設立し、今年で30周年を迎えました。
私自身も仕事や趣味を通じて、30年以上の時間を積み重ねてきました。
その中で、今も変わらず続けている趣味の一つが競馬です。

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先週末、久しぶりに福島を訪れました。理由はJRA福島競馬場です。
30年前は、今のようにネットで簡単に馬券を買ったり、映像をいつでも見られたりする時代ではなく、競馬を楽しむには、実際に現地へ足を運ぶ以外になく、福島競馬場は私にとって若い頃の思い出が数多く詰まった場所です。
ちなみに、1996年はフサイチコンコルドが、史上最短となるキャリア3戦で日本ダービーを制しています。

最近、藤田晋さんの書籍を読みました。
20代でサイバーエージェントを起業し、ネットTVやゲーム事業などを展開する企業グループの会長であり、競馬好きとしても知られています。
彼は、世界ランキング1位になったことのあるフォーエバーヤングの馬主でもありますが、非常に短期間で事を成し遂げた方という印象です。
グループ会社のコンテンツの一つである「ウマ娘 プリティーダービー」のおかげで、若い世代の社員との共通の会話ができるようになりました。
一つの趣味を長く続けていると、思わぬ形で世代を超えた共通の話題になることもあり、ありがたいものだと感じています。


長く続く趣味と言えば、今回の福島訪問では、もう一つ楽しみにしていたことがありました。
福島県立美術館で開催されていた「大ゴッホ展」です。

福島県立美術館(空間芸術研究所HPより).jpg
(写真出典:空間芸術研究所

若い頃、工場建設の仕事でフランス・パリを何度か訪れ、日本からの出張者の案内役としてオルセー美術館に何度か足を運びました。
そのときに出会ったゴッホの作品から、美術の素人ながら強烈なエネルギーを感じ、深く心を打たれた記憶があります。
ゴッホはその革新的すぎる作風が当時の主流に受け入れられず、画商や批評家からも理解されにくかったと言われています。
そのうえ精神的な不調や人間関係の難しさも重なり、作品はほとんど売れず、生前に評価が広まることはなかったそうです。

今回は、オランダ・クレラー=ミュラー美術館所蔵の作品を中心に、初期のオランダ時代からパリ、アルル時代に至るまでの展示でしたが、改めて本物を目の当たりにし、その持つ力を強く実感しました。

本物には、人の心を動かす力があります。
それは一朝一夕で身につくものではなく、積み重ねの先にしか存在しないものだと思います。
人の成長も同じで、スピードは人それぞれ違いますが、続けることには必ず意味があります。
「継続は力なり」です。
この仕事に関わる一人ひとりにも、時間がかかっても実直で誠実に、積み重ねを大切にできる人であってほしい。

30年という節目の年に、福島でそんなことを考えた週末でした。

by:SH

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